「日本の教育とウェルビーイングの未来を考えるシンポジウム」の第19回に参加しました。
「新しい教育の未来を描く~ウェルビーイングが実現した教育に向けて~」というテーマで、登壇者はOECD教育スキル局シニア政策アナリストの田熊美保さんでした。
OECD(経済協力開発機構)のEducation2030プロジェクトやウェルビーイングに関する活動についてお話しくださいました。
OECDはウェルビーイングの指標となる各国のBetter Life Index(より良い暮らし指標)を調査しています。
日本の雇用、教育、治安はよいですが、市民による規制・基準づくりへの参画が他国より特に低くなっていました(40ヵ国中34位)。
また、日本人の労働時間は他国に比べて非常に長いことが指摘されており、ウェルビーイングを高める上で重要な課題だと思います。
ウェルビーイングに関して、ブレイクアウトルームで話し合う場を設けてくださり、「常識を超えること」の大切さや「本当の豊かさ」について考えることができました。
これまで常識だと思っていたことが間違っていることもあると思いますので、固定観念に縛られず、新しいことを取り入れていくことによって、社会はよくなっていくと思います。
ウェルビーイングの研究によって、経済成長だけでは日本人の主観的ウェルビーイングが改善されないことが明らかになっています。
経済的な豊かさも大切だと思いますが、心身の健康が維持でき精神的に満たされることが、本当の豊かさだと思います。