デンマーク人から学ぶウェルビーイングの高め方

 

「日本の教育とウェルビーイングの未来を考えるシンポジウム」の第22回に参加しました。

「プロジェクト型業務改善とウェルビーイング」というテーマで、登壇者は先生の幸せ研究所代表の澤田真由美さんでした。

学校専門のコンサルタントとして学校で働き方改革と組織開発を実施されており、具体的な業務改善の事例や旅行体験から学んだことなどお話しくださいました。

 

業務時間を短縮することで、教員のウェルビーイングが高まり、教育の質を高めることができるので、教員の業務の効率化をする必要があると思いました。

また、子どもや教職員との対話の時間を作ることによって、子どもや教職員のウェルビーイングが高まっているようでした。

 

旅行体験から学んだことでは、デンマーク人はヒュッゲ(居心地がいいこと)を大切にしていて、将来のためにほとんど貯金をしない、など興味深いお話を聞くことができました。

 

デンマークは国連が毎年、国際幸福デー(3月20日)に発表している世界幸福度ランキングでは、第2位(2024年)となっています。

(日本は第51位でした。)

 

「ヒュッゲ」は、デンマーク語で精神的に満たされ、居心地がよく快適で陽気な気分であることを意味するようです。

居心地がいい空間や時間を大切にし、ウェルビーイングを高めたいと思いました。

 

デンマークは税金がとても高いですが、社会保障が充実しており、医療費・教育費は基本的に無料、高齢者には十分な年金、住宅費補助などが与えられるため、将来のために貯金をする習慣がないようです。

将来への不安を減らすことは、ウェルビーイングを高める上で重要だと思いました。